会社のカタチも様々だ
有限責任というのは「会社の持つ債務は、その財産の範囲までしか責任を負わない」というもの。出資者は、その出資したお金の範囲で責任を取ればよく、つまりは出資したお金をあきらめてしまえばそれ以上は責任を追求されません。
無限責任とは「会社の持つ債務は、会社の財産で足りなければ自己の財産まで使ってその弁済に充てることを迫られる」というもの。
しかし実際のところ中小の社長だと、会社が融資を受けるときに、個人名義でも連帯保証をつけさせられたりするので、結局は有限責任の会社にしていても無限責任と一緒のことになるケースが普通です。
有限責任を認めてもらえるのが株式会社であり、合名や合資といったものは無限責任を負うことになります。また株式会社の場合は、たとえ取締役が替わらないとしても、任期満了の度に登記のやり直しが必要になってきます。
法人ってナニがいいのよ?
法人化した段階で、事業主であった自分自身も、社長として会社から給与を受け取るという立場に変わります。また、資本金1千万円未満の会社であれば、設立から2年間は消費税の免税事業者になります。
んで、結局どうなったら法人化するの?
利益が700〜800万円をコンスタントにたたき出すようになったら、法人化したほうが税金は安くなる場合が多いです。できれば利益が500万円を超えてきたあたりで、一度税理士なりに相談してみるといいです。1時間程度の相談なら1万5千円くらい。その後依頼するとしたら、だいたい消費税が簡易課税だとして月に2〜2万5千円くらい。あとは決算期に4〜6ヶ月分の料金がかかります。