「新・プロの音プロの技」を元に、要約メモしておきたいと思います。
仕上げのポイント
塩コショウをかける
生っぽさをだすために、タイミングとベロシティに手を加える。シーケンサーに Humanize コマンドがあればそれを使う。
Pan の設定
ハーモニカとギターの2パートの場合、両方ともセンターにするとハーモニーは濁ってパートの分離も悪くなる。比較的高音の楽器は左へ、比較的低音の楽器は右に Pan を振ると安定した Pan が得られる。その根拠はオーケストラの配置にある。
実際の Pan の振り方
ホルン用のトラックを2つ用意し、別々の MIDI チャンネルを設定する。用意した片方のトラックをホルン1,2用として左へ Pan。もう片方のトラックをホルン3,4用として右へ Pan を振る。広がり感を出すために目一杯振ってもよい。さらにリバーブを深めにかけて完成。
なくてもいい音がある
全体のサウンドにあまり影響していないようなパートが見つかる。そういう音色はサウンド的に不透明さの元となっていることが多い。思い切ってカットしてしまった方が、曲全体を霧が晴れたようなスッキリしたサウンドにすることができる。
中音域に集まりやすい
ベロシティをエディットするか、EQ を使って中音域を少し薄くする。
バランスの取り方
一度全部のフェーダーを下げ、必要なパートの必要な部分だけを使うというやり方が一番バランスを取りやすい。
フェードアウトの仕方
中くらいの所まで下げたら、あとはあっけないほどサッと絞ってしまう。