「食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉」を元に、要約メモしておきたいと思います。
数字のルールはたったの4つ
- 順序がある
- 単位で意味を固定する
- 価値を表現できる
- 変化しない
【ルール1】数字には「順序がある」
- 数字は1,2,3,4…と順番が決まっている
- 「Web2.0」「宮崎吾朗 第一回監督作品」は、数字の順序性を利用
→「現在」を数字をで表すことで、同時に「過去」や「未来」までも暗示 - 数字を使えば、整理・整頓がしやすくなる
【ルール2】数字は「単位で意味を固定する」
- 数字は、単位がセットになることではじめて意味を成す
- 同じ「1」でも、単位が異なるとまるで違う意味になる
【ルール3】数字は「価値を表現できる」
- 数字を使うことで、ものごとの価値を具体的に表現することができる
→「みんなが泣いた」より「9割が泣いた」
→「号泣」「たくさんの涙」ではなく「1リットルの涙」(涙の単位は「粒」「筋」なのに、「リットル」としたところに注目)
【ルール4】数字は「変化しない」
- 数字の意味は、国や時代が変わっても常に同じ
- 数字は変化しないので、「信用の発生装置」になっている
→人は、感覚で話す人よりも数字を使って話す人のほうを信用する - 数字は変化せず絶対的であるがゆえに、人に恐怖を与える(数字の暴力性)