「「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 」を元に、要約メモしておきたいと思います。
ビジネスから自由を奪う「計画信仰」と「成長への圧力」
- 計画信仰=計画どおりにビジネスを進める重要性が増している
→計画に合わせて利益などを抑制(または水増し) - 成長への圧力=企業は毎年成長することが期待される
→成長性を演出するために、利益目標などを低めに設定
→「禁じられた数字」「根拠のない数字」、つまり「禁じられた数字」が発生
予想はウソよ
- 事業計画をもとに発表される業績予想=「作られた数字」である可能性
- 計画の縛り→力が強いのは、そこに会計が使われているから
計画への不満
- ビジネスでも個人でも、計画の弊害が大きい
- 計画の前提である市場予想が2ヶ月ではずれた
- 来年の予算を確保するために、予算を使い切る
- 結果(数字)に結びつく短期的で簡単な仕事しかない
→計画は環境の変化に対応できない
「カード(切り札)を何枚、持っているか
- いまは環境の変化が激しい時代
→計画は立てない
→変化に対応ができない「計画」から、変化に応じて選択肢の中から選ぶ「カード」の時代へ
変化が欲しい時代にあるべき計画(予算)の姿
- 3ヶ月に1回、予算を見直す「ローリング予算」
- 前年の予算に引きずられない「ゼロベース予算」
- 思い切って予算計画を廃止した「脱予算経営」
計画信仰は「計画幻想」
- ムリ・ムラ・ムダを排除するための「計画」が、逆にそれらを生み出している
→時代は必ず変化するので、計画を立てないのもひとつの手