「ゼミナール マーケティング入門」を元に、要約メモしておきたいと思います。
- 事業の定義は、狭すぎても、広すぎてもいけない。事業の定義を狭くとらえていたために、事業の機会をみすみす見逃してしまうという失敗が起こる。このような問題を「マーケティング近視眼」という。一方、事業の定義を広くとらえすぎると、事業の拡大志向に歯止めがかからなくなってしまう。このような問題を「マーケティング遠視眼」という。
- 事業の定義は、「顧客」「機能」「技術」の3つの軸に沿って行われる。その策定にあたっては、「どのようなタイプの顧客や機能、あるいは技術に注目するのか」「対象となる製品のくくりを広くとるのか狭くとるのか」という2つの問題を考えていくことになる。
- 事業の定義が変わると、製品ポートフォリオ管理から導き出される資源配分の指針や、事業の目標が変化する。事業の定義は、その結果が製品ポートフォリオ管理にどのような影響を及ぼすかを考慮して行わなければならない。