「ゼミナール マーケティング入門」を元に、要約メモしておきたいと思います。
- 企業と消費者の関係を導くマーケティング・マネジメントの基本的な考え方は、「マーケティング・コンセプト」と「販売コンセプト」によって与えられる。この2つを柔軟に交錯させていくなかで、マーケティング・マネジメントに求められる創造的なアイデアが生み出される。
- 消費者の購買意志決定は、「最適な製品・サービスを選択する局面」と「購買の必要性や欲求を確率する局面」とによって構成させる。前者のメカニズムは「手段ー目的の連鎖」と呼ばれる枠組みによってとらえることができる。
- 消費者の購買行動は多様である。そうした多様性に対応する際に必要なのが、「市場細分化(セグメンテーション)という方法。市場細分化マーケティングでは、同じ用途の製品・サービスでも、消費者によって異なる購買行動にあわせて市場を細分化し、それぞれの市場細分(セグメント)に応じたマーケティング手法を適用する。
- マーケティング・マネジメントでは、消費者の声に耳を傾けることが欠かせない。だが、「消費者の声に従えば常に成功する」という訳ではない。購買の意志決定をするのは消費者だが、その消費者自身が完全に把握している訳ではないから。マーケティングの可能性を切り開くには、消費者の意向や行動パターンに適応するだけでなく、消費者をいかにリードしていくかについても検討しなければならない。