もくじ
「心理学入門」を元に、要約メモしておきたいと思います。
フロイトが考えた、性格の違いを生むもの
現実をあるがままに受け入れるとあまりに苦痛なので、自我は「防衛機制」を働かせることによって回避する。ぐっと腹立ちを抑えるのが「抑制」、人にあたるのが「置き換え」、言い訳を考えるのが「合理化」、その経験をバネにするのが「昇華」、直面したくない状況から逃げるのを「逃避」、本来の要求と逆の態度をとる「反動形成」などがある。
ロジャースが考えた、現象学的自己理論
意識している自分自身のことを「自己概念」という。自分は大胆な性格だと思っていると、ジェットコースターで怖がる自分を受け止めることができない。
総合失調症(精神分裂病)とはどのような病気?
誰かが命令する声が聞こえたりなどの幻覚・幻聴や、誰かに操られているように感じたりなどの妄想を抱くことも多い。無表情に見えるが、心の中は強い恐怖や不安でいっぱい。
自己催眠で自律神経を調整する自律訓練法
- 背景公式:気持ちが落ち着いている。
- 四肢重感:右腕が重い、左腕が重い、右足が重い、左足が重い。
- 四肢温感:右腕が温かい、左腕が温かい、右足が温かい、左足が温かい。
- 心臓調整:心臓が規則正しく動いている。
- 呼吸調整:楽に呼吸している。
- 腹部温感:お腹が温かい。
- 額部涼感:額が涼しい。
エディプス・コンプレックスが与える影響
男の子が性に目覚めると、母親に性的な関心を抱き、父親に嫉妬し、憎しみを抱くようになる。同時に自分の父親に敵意を抱いていることに罪悪感を抱く。同性の親への敵意を抑制することで大人になっていく。
ユングが考えた2つの無意識とは?
その1つは「個人的無意識」で、忘れ去られた個人的な経験や、普段は意識にのぼらない衝動や願望を指す。もう1つが「集合的無意識」で、あらゆる人間の心の奥底に蓄積されているもの。
認知心理学の成果を取り入れた認知行動療法
- 刺激となる場面
- 目標とする行動
- 目標とする行動を強化するためのもの
- 大勢の前で意見を求められた場面
- 自分の考えや意見を述べることができる
- みんなから賞賛の拍手を受ける
自我状態を分析して人間関係に役立てる交流分析
- CP:〜しなければならない(義務感・責任感)
- NP:〜してあげる(母性)
- A:〜と思う(客観的判断)
- FC:〜したい(主張性)
- AC:〜してもいい?(気づかい)
家族全体のトラブルの解決を支援
母親が子供に爪を噛む癖をしかると、子供は気にしてかえって癖が出るといったマイナスのコミュニケーション・サイクルが起こる。また、発せられる言葉と感情(表情)が矛盾したまま同時に伝えられる「二重拘束(ダブル・バインド)」と呼ばれるコミュニケーション・パターンがある。