「アパレル業界の動向とカラクリがよーくわかる本」を元に要約メモしておきたいと思います。
アパレル業界における起業のあり方
- 品揃え専門店
複数の仕入れ先から商品を仕入れて、品揃えして販売する店。 - オンリーショップ
あるひとつのブランドだけを品揃えして販売する形態。 - SPA
明確なコンセプトに基づいて生地を仕入れ、パターンをおこし、縫製工場に発注し商品化し、それを店頭で販売するまでをトータルで管理運営するやり方。 - FC
フランチャイズチェーンを運営している企業に参加して、そののれんで商売をするやり方。 - 販売代行
メーカーの販売だけを代行して行う形。 - 無店舗販売
ネット通販などで商品を販売するやり方。 - M&A
既存企業を買収して経営権を握るやり方。
アパレル業界で必要な知識
- 企画とは、アイデア、ヒント、ひらめき、イメージをよりビジュアルに具現化させたもの。
- デザインとは設計図であり、ディテールおよび各工程にわたって設計されたもの。
- 企画はずれが一番のロスリーダー。品種によるロス率を知ること。
- 商品企画は継続され、かつその企業の良さを育成させ得るもの。
- 当たる商品とは、前準備が十分なされたもので、かつ分類されているもの。
- 製品工程では、誰と組むのかが大事。
- 生産ロットは、素材、工程、服種、納期、デザイン、ディテールによって決まる。
- 附属品は、1枚あたり量と発注ロットの端数をどう処理するか。
- 生地値は、原価に対して、物流、金利、さらに相場値が大きく影響する。
- よい工場は、よく整理されている。
- 生産効率は、ムリ・ムラ・ムダの排除。
- よい仕様かどうかは、下地づくりを見るとチェックしやすい。
- よい仕上げとは、生地の目を通すこと。
- セーター業者の経営状況はチェックする。
- 毛質・混紡率による原料コストのほかに、糸相場による変動がコストを作る。
- 編み立ては基本的に腰の強さで決まる。
- カット&ソーは部分サイズをチェックする。
- 製造工程ごとに仕様チェックを必ず行う。
- 完全なモデル(サンプル)を仕上げてからGO。
- 売れる商品は企画段階で決まる。だから細部までチェックして、それは常にリピートすること。
アパレル業界とアウトソーシング
- アイデア
コンサルティング会社 - 会社設立
税理士 - 出資
銀行、新創業融資制度、新規開業資金など - 商品企画
商品企画会社 - 生産・物流
企画会社 - 店舗
不動産業者、内装業者 - 販売
販売代行会社、人材派遣会社 - 棚卸し
棚卸し代行会社 - 決算・税務申告
税理士