iPad の壁紙を作成する際の注意点などを、まとめておきたいと思います。
まずは iPad のディスプレイの仕様について
仕様を見ると、
- LEDバックライト、IPSテクノロジー搭載9.7インチ
- ディスプレイ解像度は 1024×768ピクセル、解像度132ppi
となっています。 ppi(pixel per inch)というのは、1インチ(1平方インチではないです)あたりのピクセルの数を表していてます。iPad は 132ppi なので、1インチ(2.54cm)あたり 132個のピクセルが存在することになります。つまり鮮明ですよと。
ちなみに iPhone 3G/3GS のディスプレイは 480×320ピクセルで解像度163ppi です。さらには、印刷物は通常 350dpi です。 印刷物の場合は ppi ではなく dpi(dot per inch)という単位を使いますが、ppi = dpi と捉えても基本的に問題ないと思います。
LEDバックライトはとにかく明るいですね。明るい場所だとある程度明るさを上げないと画面が見づらいのですが、暗い場所だと明るさを限界まで下げてもまだ明るいです…。iPod/iPhone/iPad に保護フィルム、ケースなどは使いたくない!裸で使うのだ!という僕のような人は、目が痛くなったらサングラスかけて使えばいいですね。
そして、IPS テクノロジーというのは液晶モニタの方式です。他に TN や VA という方式がありますが、これらは液晶モニタを見る方向によって明るさや色味が変化してしまったりします。これが IPS だとほとんど変化しません。液晶モニタは画像処理に向かないと言われていたのは過去の話なのですね。
iPad 用の壁紙を作る際の注意点
Photoshop などで iPad用の壁紙を作成する際ですが、iPad の画面に合わせて 1024×768ピクセルで作成してもうまく行きません。iPad を縦や横に向きを変えた時、壁紙の大きさは変わらずに、表示される領域だけが変化しているのが分かるでしょうか。
つまりこういうことですね。
縦横の向きによって自動的にトリミングして表示しているのです。なので、壁紙を作成する場合は 1024×1024ピクセルで作成する必要があります!