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ルーズソックス、ガングロ、援交、オヤジ狩り、ブルセラ、チョベリバ世代である。街にはチョベリガンブロン(チョーベリー顔面ブスのロン毛という意味)が大量に生息していた。
高校は国道沿いで全校生徒2,000人くらいのマンモス校だった。土曜の午後になるとスポーツカーが並んでいて、クラスの女の子が乗り込んで行く姿を見ていた。
大人がかっこよくなかった。子供が大人をなめていたので、一部の怖い先生を除いて、授業が休み時間と変わらないくらいに賑やかだった。いわゆる学級崩壊していた。
大人は不満を時代のせいにしてグチをたれるばかりで、見本になるかっこいい大人がいなかった。
そんな僕らも、大人が作ってきた世界をただ歩いてきただけなのに、大人からは化物扱いされていた。世代から世代へと、呼吸をするように変わり続けていた。
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