スマホ用サイト制作の基本をまとめました。まずは素材の味を知ることですね。
使用できる標準日本語フォント
- iOS(iPhone/iPad)で使用できる日本語フォントは「ヒラギノ角ゴ Pro W3/W6」
- Android は「DroidSansJapanese」※標準ではボールドなし
画面解像度の違い
- iPhone 4/4S は「960×640px(解像度326ppi)」
- iPhone 3G/3GS は「480×320px(解像度163ppi)」
- 新iPad は「2,048×1,536px(解像度264ppi)
- iPad/iPad 2 は「1,024×768px(解像度132ppi)
- Android は「スマートフォン比較表」を参照
表示できる画像フォーマット
※iOS で SVG(Scalable Vector Graphics)が使えるようです。Android の タブレットに搭載されている Honeycomb(3系)では SVG をカバー。2系は未対応。
HTML5, CSS3の対応表
「Mobile HTML5」や「HTML5対応状況 – Droidget-jp」を参照。実機があるなら「What’s my IP?, What’s my browser?」にアクセスして調べてみるのがスマート。
viewport
iOS と Android は、meta タグで viewport をサポートします。<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0, minimum-scale=1.0, maximum-scale=1.0, user-scalable=no">
- width(画面の幅)を「device-width(デバイスの幅に合わせる)」もしくはピクセル指定
- initial-scale(初期拡大率)を「1.0(width で設定したデバイスの幅の100%表示)」
- minimum-scale(拡大率の最小値)を「1.0(100%表示)」
- maximum-scale(拡大率の最大値)を「1.0(100%表示)」
- user-scalable(ズーム操作を許可するかどうか)を「no(拡大縮小しない)」
reset.css
reset.css は「Yahoo! UI Library」でホスティングされているものなどを使います。
<link rel="stylesheet" href="http://yui.yahooapis.com/2.9.0/build/reset/reset-min.css">
この内容に加えて、ナビゲーションのリンクをブロック要素に変更し、画像サイズはデバイスの幅に合わせるようにします。
nav li a {
display: block;
}
img {
max-width: 100%;
height: auto;
}
htaccessでの振り分け
サーバ側でスマホを判定して URL を振り分ける場合は .htaccess にこのように書きます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} (iPhone|ipad|Android.*Mobile|Windows.*Phone) [NC]
RewriteCond %{QUERY_STRING} !mode=pc
RewriteRule ^$ /smartphone/ [R,L]
</IfModule>
その他の情報など
- iOS ヒューマン インターフェイス ガイドライン
これは必読!その他のドキュメントは「iOS Developer Library」にあります。 - Mobile UI Patterns | Recently Added
デザインの参考サイトです。 - jQuery Mobile
このまま使うとまったくのWebアプリになりますが、ちゃんとデザインの組み込みもできそうですね。 - 「スマートフォンサイトの情報表示方法に関するユーザビリティ調査」~ 性年代別にみる操作印象 ~ / IMJモバイル
男女で好みの差がでているのは面白いです。