「Hot Pepper ミラクル・ストーリー」を元に、要約メモしておきたいと思います。
リーダーとは物語を語る人
リーダーの役割とは、変革し、パッケージ・パターン化し、汎用化し、構造化し、安定化すること。けれどその安定化に形式化・形骸化を発見し、また変革すること。
リーダーとは物語を語る人。「この事業は何か?何を実現したいのか?」から始まって、「実現した時の世の中、この組織、個人の姿」「その実現に向けて、一人ひとりの役割とチームの役割」そして「一人ひとりの仕事とその人の人間的成長」までがシンプルに繋がっていく物語を語る。
女に嫌われる男の5つの条件
女性から嫌われるというのは、 ホットペッパーのような、女性が8割を占める組織では致命的になる。「汚い、せこい、弱い、おもしろくない、可愛くない」強いDNAを求めている女性は弱い男を遺伝子的に拒否する。おもしろいというのはお笑いのおもしろさとワル的なわくわくどきどきの2種類がある。可愛さは女性の母性本能に響く可愛さ。
リーダーに必要な技術
まず第1に、高い志を掲げる技術。無謀な志でもなく、ただ堅実なだけの手堅い目標を申請する技術でもない。限界を判断しながら、実現を目指せる見通しを持った高い志。
第2に、事業を設計する技術。ビジネスプロセスを理解し、全体像の中で統合性のある戦略を立てる技術。企画坊やや営業バカでもなく、事業家として画を描ける技術。
第3は、組織をつくる技術。事業の目的を実現するために必要な機能を定義し、その資質を持った人間を配置する技術。個の把握はもちろん、個と個の関わりでとらえ、組み合わせをつくる技術。
第4は、伝える技術。どれだけ多くの人に、いかに短時間で同時に自分の描くシナリオをわかりやすく伝えることができるか。
第5は、実行する技術。自分自身が誰よりも早く率先し行動しやってのける技術。失敗を恐れず、できなくてもまず行動してみせる技術。
第6は、育てる技術。組織力強化のために個々の力を最大化する。スキル、知識、態度、スタンス、そして人間性を高めるために教え、育む技術。
第7は、評価する技術。メンバーに要望したことを確実に数値化して評価に反映する技術。メンバーがその判定に納得感を持ち、要望されたことを必ず見ていてくれるという信頼を獲得する技術。
最後に、愛される技術。愛されれば、驚くほどそのメッセージは組織に浸透する。
決めるチカラ
ホットペッパーは、リーダーである版元長に対して、徹底して決めさせることを行った。もちろん間違って決めれば厳しく指摘した。しかし、間違うのが怖くて決めないでおく奴は絶対に許さなかった。