「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」を元に、要約メモしておきたいと思います。
「機会損失」(チャンスロス)の考え方
- 商売の基本はチャンスゲイン(売り上げ機会の獲得)
- 機会損失とは、新たな売り上げの機会を失うこと
- 機会損失とは、実際に得られなかったものをゼロとするのではなく、マイナスとする考え方
- 売り上げよりも少し多めに仕入れるのがうまい「目利き」
- 商品が余ること(不良在庫)も品切れすること(機会損失)も、同じくらいに怖い
機会損失を考えながら目標を設定する
- どうせやるなら、実現できそうだと思っているラインよりも、少し高めに目標を設定するとよい
- 目標を達成すること自体に意味はない
会計は目に見えないものも数字にする学問
- 機会損失は目に見えないもの
- なぜ、目に見えないものも数字にするのか?
→目に見えない義務や権利も含めることで、はじめて多面的に会社や商売の実態を知ることができるようになるから
「家庭の決算書」はなにか問題か?
- 本来は不必要な「繰り上げ決済」や「保険の見直し」をしている人が多い
- 会社と個人とでは負債の前提がまったく異なる
- 家計の見直しは慎重に行う
- 家庭の決算書は参考程度に受け止める
数字には説得力がある
- 決算書の数字は悪用されることがある
- 「数字を使って話しをする」訓練を積めば、プレゼンテーションや会議での説得力も増す