ゼミナール マーケティング入門」を元に、要約メモしておきたいと思います。

  • 製品・サービスは、企業が顧客に提供する「便益の束」ととらえることができる。マーケティングにおける、製品・サービスのデザインの基本課題は、この便益の束をどのように構成するか。
  • 新製品・サービスの開発には、企業内の多くの部門が参加する。新しいアイデアや技術、情報を具体化し、製品やサービスとして完成していくためには、製品設計や要素技術開発、工程設計や生産準備など、さまざまな取り組みが必要となる。
  • 企業が競争優位を獲得するためには、新製品・サービスの開発だけでは不十分である。あわせて、製品・サービスの優れたラインナップを構成することが欠かせない。この製品・サービスのラインナップの組み立てを「アソートメント」という。
  • 価格のデザインの焦点、製品・サービスの価格を、戦略的に最適な水準に設定すること。製品・サービスを販売する際には、「安さ」は強力な武器となる。だが、常に低価格を目指すことが最善の結果をもたらすとか限らない。価格の引き下げが劇的な売り上げの増加をもたらすのは、需要の価格弾力性が高い場合に限定される。
  • 価格のデザインにあたっては、「需要の価格弾力性」への対応に加えて、「価格に依拠した価値の推定」への対応や、「マーケティング・ミックスとの連動」などについても考慮しなければならない。製品・サービスの収益水準を高めるには、こうした多面的な配慮が欠かせない。

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