アパレル業界の動向とカラクリがよーくわかる本」を元に要約メモしておきたいと思います。

ファッション市場の領域

衣・食・住は密接に関わっており、食や住から出たファズ(一時的流行)が融合し、トレンドを作り、アパレルに影響を与えるといった流れもある。

レディスウェアの注目市場

レディスアパレル業界は、大きく4つの業界に分かれる。

  • 婦人服業界(重衣料。スーツ、ジャケットなど)
  • トップス業界(ニット・カット、シャツ・ブラウスなど)
  • ボトムス業界(パンツ、スカートなど)
  • フォーマル業界(パーティドレス、喪服など)

メンズマーケットの可能性

メンズウェア業界は、大きく3つの業界に分かれる。

  • 紳士服業界(重衣料。スーツ、ジャケットなど)
  • 布帛(ふはく)業界(ドレスシャツなど)
  • カジュアル業界(ニット、カジュアルウェア)

人口減少化のベビー・キッズ業界

ベビー・キッズは、3つの市場で構成されている。

  • ベビー(生後0ヶ月から24ヶ月までの乳幼児)
  • トドラー(2歳から5歳までのキッズ)
  • キッズ(6歳から12歳までの小学生)

ジーンズ・ユニフォームの二極化

  • PZ:プレステージゾーン(20,000円〜)
    世界を視野に入れたブランド開発の必要性、メイドインジャパンブランド
  • BZ:ベターゾーン(10,000円〜)
    形状、縫製、染色など品質訴求型の企画
  • VZ:ボリュームゾーン(5,000〜9,999円)
    高回転商品の企画開発
  • SZ:サービスゾーン(〜4,999円)
    低価格市場の拡大

雑貨が主役になる時代

雑貨は、トータルファッションを完成させるための必須アイテムグループとして、大きくひとつに集約してカテゴライズしている。

顧客セグメンテーションの考え方

  • スキミング層(5%)
    自分なりの価値観を持ち、高額商品でも購入する。
  • イノベーター層(15%)
    スキミング層の動向を参考に、自分の価値観を形成する層。
  • フォロアー層(35%)
    横並び意識が強く、常に平均以上でありたいと願う層。
  • ペネトレーション層(45%)
    いわゆるバーゲンハンター。価格意識が強く、価値には反応しない。

グレードテイストマップ

ターゲットを決定した後は、価格とテイストを検討していく。その際に活用するのがグレードテイストマップ。

  • 情緒的機能重視型
    デザイナーロイヤリティ。単品にもこだわり。
  • 付加機能重視型
    ブランドロイヤリティ。品質の高さを徹底アピール。
  • 基本機能重視型
    ストアロイヤリティ。アパレル以外の商品との融合、一体化。

マスメディアとファッション

テレビや雑誌がファッションを作る時代が終わったが、いまだに消費者の購買行動に大きな影響を与えているのがファッション雑誌。

音楽とファッション

特にティーンズファッションのほとんどは、音楽のトレンドから生まれてきていると言っても過言ではない。

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