もくじ
「IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計 」を元に、要約メモしておきたいと思います。
01_情報アーキテクチャとは何か
情報をわかりやすく伝えるための技術、そして思いやり
Information Architect
- データの持っているパターンを整理し、複雑なものを明快にする人
- 人が知識への経路を見つけるための情報の構造や地図を作る人
- 時代の要請により21世紀に新しく生まれつつある、明快さ、理解そして組織化の科学を専門とした職業
02_なぜ情報アーキテクチャが必要なのか
Webサイトにおける情報アーキテクチャの3つの役割
利用者が情報を探し、活用できるようにする
- 使い勝手が向上し、ユーザが欲しい情報にアクセスできる
- サイトを学習できる
- お問い合わせが減少する
情報提供者が自分の意図通りに情報を指示できる
- 意図しているメッセージ・コンテンツを適切に伝えられる
- ユーザに正しく見つけてもらえる
- どうして失敗したか/うまくいったかが分かる
サイト内での情報の変化、増減によるクオリティ低下を防ぐ
- 情報の追加・更新があっても設計が破綻しない
03_Web情報アーキテクチャの誕生
インターネットの発展とともに歩む情報アーキテクチャ
04_Webサイトの構成要素
テクノロジー・ビジュアルコミュニケーション・情報アーキテクチャ
- テクノロジー(プラットフォーム、サーバサイド、フロントエンド)
- ビジュアルコミュニケーション(アートディレクション、グラフィックデザイン)
- 情報アーキテクチャ(情報の組織化/構造化、ナビゲーション)
これら3つが組み合わさってユーザエクスペリエンスが作り出される。
05_Web情報アーキテクチャの階層
インターネットにおける情報アーキテクチャの4つの階層
- インターネット全体としての情報アーキテクチャ
Webサイトはそれ単体で存在しているのではなくインターネットの一要素であるという考え方に基づき、インターネット全体をWeb生態系としてとらえ、動線やコンテンツ企画を行う。 - エンタープライズ情報アーキテクチャ
企業が複数のWebサイトを持つ場合、それら全体を指してエンタープライズ情報アーキテクチャと呼ぶ。 - Webサイトごとの情報アーキテクチャ
ナビゲーションやラベルといった要素によって構成される。 - 画面内での情報アーキテクチャ
各画面単位でも情報アーキテクチャを行う必要がある。
06_エンタープライズ情報アーキテクチャ(EIA)
企業のサイト戦略を策定するための考え方
サイト利用者への適切なブランディングや企業マーケティングの実現
- 企業のブランディング戦略やマーケティング戦略に合わせた、ユーザエクスペリエンスを実現するためのサイト全体構造
- 企業の顧客や株主、就職希望者などへの最適な情報の伝達
- 企業サイト全体での顧客の誘導
企業サイト全体の効果的・効率的な運用の実現
- ガイドライン、システム、運用方針などの共通化・独自化の組み合わせによる、費用対効果の最適化
- 効果測定、ログ解析、ロードマップ策定のための全体像の把握
07_EIAと企業ブランディング
企業のブランド戦略と強く関わるEIA
個別ブランド型、保証付きブランド型、ハイブリッドブランド型、マスターブランド型
08_パターンランゲージ
アレクサンダーによる「パターンランゲージ」という考え方
09_ペースレイヤリング
時間変化による層=ペスレイヤリングという考え方
↑変化しやすい
- Stuff 各ページデザイン
- Space Plan コンテンツ
- Services デザインルール
- Skin ナビゲーションルール
- Structure サイトストラクチャ
- Site ドメイン
↓変化しにくい
10_人間中心設計
ユーザに合わせてデザインを行うアプローチ
- 人間中心設計の必要性の特定
- 利用の状況の把握と明示
- ユーザと組織の要求事項の明示
- 設計による解決案の作成
- 要求事項に対する設計の評価
11_情報端末の中のアーキテクチャ
高度に多機能化した情報端末における情報アーキテクチャの必要性
機能をデザインするのではなく、起こることをデザインするという考えを持つこと。これがユーザエクスペリエンスデザインそのもの。
12_IAからUXDへ
ユーザへ優れた体験を与えるために
インフォメーションアーキテクトから、ユーザエクスペリエンスデザイナーへ